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取り組み(CSR)

HPS生産方式hien production system

ヒエン電工のHPS(かんばん方式)生産方式について

ヒエンでは、電線業界の先駆けとして、2001年にHPS生産方式を導入し、業界初となるジャストインタイム生産(かんばん方式)を実現することに成功しました。 (HPS= Hien Production System) この生産方式により、ますます複雑化するお客様ニーズに、コスト面は無論のこととし、短納期、少ロット、高品質で対応することが可能となっています。

誕生の背景

この生産方式を導入した背景には、輸入製品にどうすれば勝てるかということがありました。業界全体が「値段が安ければいい」という方向に流れつつある今、国内製品と海外輸入品では、極端なケースで3割以上も価格に開きがあるという現実を無視することはできません。

ムリ・ムダ・ムラのいわゆる「3ム」の徹底的な排除はモノづくりに欠かせない要素です。「ご信頼は十分に頂いている。品質・納期・コストとともに、どうすれば本当の意味の安定したご注文を頂けるのか?」このことを徹底的に突き詰め、体制作りに精進したことが、HPS生産方式の誕生につながっています。

生まれた大きなメリット
無形のメリット

社員の意識改革につながったことが最大のメリットです。お客様のご注文と生産が歯車のようにスムーズに噛み合っていることが現場サイドで実感できるようになり、生産性向上への意識がより高まり、「全員で頑張る」ことへの気付きを与えることができた点が大きなメリットといえます。

有形のメリット

在庫の削減につながったことです。HPS生産方式を導入することで、在庫を従来のおよそ1/10まで減らすことができました。また、数年前には、新工場計画のため、借地を検討していたのですが、製品在庫スペースが削減できたため、余ったスペースへ工場設置が可能となりました。在庫費用、スペースなど、あまり収益を生まない経営資源が、収益をどんどん生み出す経営資源へと変貌を遂げたのです。