2017-05-30
プレストレストコンクリート工学会賞を授賞しました。
このたび、平成28年度(第44回)プレストレストコンクリート工学会において、「光ファイバを用いたPC張力計測システム」がプレストレストコンクリート工学会賞を技術開発部門で授賞しました。
このシステムは、鹿島建設株式会社、住友電工スチールワイヤー株式会社、ヒエン電工株式会社の3社で共同開発を行ったものです。
【開発概要】
光ファイバを用いたPC張力計測技術は,ひずみ分布を計測できる光ファイバをセンサとしてPCケーブルに組込み,緊張時や供用後の光ファイバに生じるひずみを計測して,PC張力分布の変動を評価するものです。
本技術は,供用後のPCケーブルの張力の変動も評価できますので、例えば,地震後の臨時点検等で張力の変動を計測してPC橋梁の健全性を定量的に評価したり,定期点検時にPCケーブルの異常を検知したりするなど,近年,クローズアップされておりますインフラの維持管理においても役立つものと考えています。
また、国土交通省東北地方整備局の月舘高架橋上部工の内、外ケーブルに適用して、実橋梁での緊張力計測に成功しました。
当社は裸PC鋼より線にフィラー型光ファイバを組み込んだ製品提供を行います。